今日のルートの中で中国自然歩道は
朝、宿の女将さんが地図を広げて、ここは景色がいいので是非歩いてみるようにと、言われた。
GPSにセットしてあるルートと、女将さんの地図を比較してみると、見事に符合している。
宿から少し先に田後(たじり)という集落がある。漁村はどこも同じだが、階段状の狭い土地に家がひしめき合っている。大都会並だ。
県道155号線に戻って、しばらくで城原(しらわら)という海岸線が美しい所になる。
ここから鴨ヶ磯までの約1kmは浦富海岸海中公園に指定されていて、海の中も極めて透明度が高く美しい。
県道を外れて海岸線を歩く「浦富海岸自然探勝路」という遊歩道が網代まで続いている案内板があったので、それに従って歩く。
岩の角を曲がる度に変化に富んだ海岸線が現れ、その素晴らしさは言葉にできないほどだ。
きょうは波がほとんどなく、島々が鏡のような水面に写っている。
この素晴らしい遊歩道は何故か普通の自然歩道の指定ではなく、兵庫県との県境の陸上(くがみ)岬から大谷海岸の先の駟馳山(しちやま)までは「中国近畿連絡自然歩道」となっている。
車で走っただけでは一部は見れても、これほどの素晴らしさは体験できないに違いない。
この美しい海岸を海側から見る浦富海岸島巡り遊覧船が蒲生川の河口から運行されていた。約40分で1200円ということだった。
駟馳山(しちやま)から鳥取砂丘までの6kmは、中国自然歩道の最初の自然歩道ということになる。
近畿自然歩道、特に京都府は案内が分かり易かったが
駟馳山の遊歩道入口の草深いところに中国自然歩道の案内板が立っているが、この先が心配になるような草の深さだ。(右画像)
6月1日の沖浦から今子に至る遊歩道のように、途中で道が分からなくなったら、最悪の場合2kmは戻らなくてはならない。
覚悟を決めて草深い道に入ってみた。辛うじて踏み跡は分かるものの、だんだん怪しくなってきた。
それが、牛ヶ首別れという岩美町と鳥取市の境界線から一変する。
鳥取市に入るときれいに草刈がしてあり、大変歩き易い。行政によってこれほど違うものかと感じた遊歩道だった。
駟馳山の遊歩道から見る海も極めて美しい。
砂丘は先月「e旅歩き旅」を休んでいる間に、妻と妻の友人の3人で、帝釈峡、大山、とっとり花回廊、砂丘などを車で回ってきたので、きょうは砂丘の先までは行かなかったが、前回に比べ人出が非常に多い。
鳥取砂丘と言うと観光用のラクダがいる広い砂浜しか知らなかったが、今日は砂丘から少し離れた自然歩道を歩いたので、ラッキョウ畑、オアシス広場、湯山生活環境保全林、多鯰ヶ池(たねがいけ)など、前回は全く気が付かなかった所を見ることができた。
砂丘から鳥取駅の近くまで自転車道が整備されていて、ず~っとそれを歩いて鳥取駅裏の厚生年金ウェルシティ鳥取まで来た。
ウェルシティ鳥取には大浴場はないらしい。ビジネスホテル並みのユニットバスに、ちょっとガッカリ。
全国の厚生年金施設のパンフレットを改めて見てみると、ウェルシティには大浴場がないものが多い。ウェルサンピアとかウェルハートピアには大浴場があるようだ。
こんなことなら、LANのあるビジネスホテルに泊まれば良かった・・・・・・。
メンバー
1人
歩行距離
26.0km
宗谷からの累計
2436.7km
行動時間
9時間04分
天気
晴れ
宿泊
ウェルシティー鳥取
LAN
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宿泊費
7,300円
本
680円
その他
360円
その他は お茶・牛乳・野菜ジュース・おやつ・入館料・ランドリーなど